モラハラ受けてます💢
パートナーからのモラルハラスメント
50代女性のお悩み。
結婚して30年経ちました。結婚当初から義理の両親との折り合いがあまり良くないということもありました。すぐに子供を授かり、育児と家事に奮闘していたので、初めのうちはそれほど気にならなかったようです。
子育てがひと段落して、夫婦の時間が増えるにつれてご主人との会話が成立していないことに気がついたのだそう。お互いの主張をぶつけ合うだけで、お互いが相手のことを理解しようとしないので話しはいつも平行線。
それに加えて、ご主人の家事に対する要求がエスカレートしていきました。さらに自分が気に入らないと手をあげるようにもなってきました。どうすればこの状況を抜け出せるのか?
女性は夫の言いなりになるしかない。そう思って、なるべく自分の意見を言わないようにしていました。それでも夫の態度は変わらなかったそうです。
女性の話を聞いていると、一つの疑問が湧いてきました。離婚するという選択はできないのか?ということです。
離婚すれば解決する!?
離婚してしまえば、女性は嫌な思いもしなくてすみます。しかし、女性には成人したお子さんが二人います。子どもの立場に立ってみると両親が離婚するのは、気持ちのいいものではないでしょう。
ただ、お子さんたちは二人とも大人になっています。きっと母親の苦しみはわかってくれるはずです。女性に離婚の意思について聞いてみました。
答えは「離婚までは考えていない。今のまま夫が自分のことを大切にしてくれることを望んでいる。」というものでした。
彼女の意思を聞いたところで、この状況を解決する方法をカードに聞いてみることになりました。
タロットからのメッセージ
まず、1枚目に出てきたカードはワンドの10。10は次のステージへと向かう準備ができている状況ですよ。
このカードは新たな使命を表しているカードです。今やるべきこと、これからやるべきことがあることがわかります。
新たな使命とは、抑制と自己否定を超えるための懸命な努力をしてくださいというものです。ご自分の命のエネルギーを信頼してみてください。どうすればあなたの人生を建設的に変え、喜びや癒しで満たすことができますか考えてみてくださいね。
というものです。
カードを読むと彼女はとても困っているのは確かなのですが、ご自分の中でハッキリとではないにしても何をどうすれば良いのか?の答えを持っているのではないのかということが見えてきました。
2枚目はソードのチャイルド ピノキオです。現状を変えるためには何が必要なのか?を表すカードです。
ピノキオのカードは「自分と向き合う」と言うことを意味します。ソードは感情を意味するもの。ピノキオは自分の姿を鏡でじっと見ています。ピノキオのお話はゼベットじいさんが木製の人形ピノキオを作り出します。ピノキオは人間になりたくて、そのための旅をして、さまざまな困難に向き合うことになります。
その旅が人生に例えられていて、困難い向き合ってそれを経験することで、人として成長することができることを教えてくれています。成長するには、困難に向き合った時に、自分自身を見つめ直すことも求められるのです。
彼女にも自分はどうあるべきか?潜在意識の自分はどう思っているのかを見つめ直すこと。自分と向き合うことが必要ですよと言うことをお伝えしました。
3枚目はソードの10「新たな意識の始まり」。自分と向き合った結果どうなるのかを表しているカードです。
過去の争いからの解放される可能性があることをカードは伝えています。あえて相手ではなく、自分の潜在意識と向き合うことで、モラハラを受けている女性は彼女の夫との諍いに終わりをもたらすことが出来そうです。
このカードは剣に取り囲まれていたところから解放されて、若者が最後のつるぎを引き抜くことで思考も行動も自由になって次のステージへ踏み出す準備ができるということを表しています。
女性にとっての次のステージは離婚というものではなく、夫婦二人で作る癒される家庭になることです。
相手から放たれる汚い言葉や暴力は、自分自身の思考が現実として作り出しています。嫌だと思い続けていることが、現実世界で叶ってしまっているのです。
もっと、自分が本当に願う現実はなんなのかを見つめ直してみると、自ずと現実の世界の夫婦関係も変わってくる。そういうものだとカードは伝えてくれています。
潜在意識は現実になる
カードから伝えられたメッセージをお伝えすると女性は少し戸惑っていました。そんな彼女に私が最後に伝えたことは、
相手を変える努力をするよりも、まずは自分が変わる方へシフトしてください。意識を自分に集中してくださいね。他人軸ではなく自分軸で生きてみてください。
自分軸で生きるというのは、本当に願っていることを明確にして自分に集中して生きるということ。願いは叶うんですよ。良い方にも悪い方にもです。
「こんなこと言ったら、また罵られるから」とか「こういうことしたら、叩かれてしまうかな。」とか。
そう思うことで、その通りに現実が動いていきます。「こうなったら嬉しい」「こんなこと言ったら、夫は喜ぶなあ。」
そういう願い方に変えてみたら、現実が動き出します。自分の願う方向を自分軸にしてみたら、うれしい現実がやってくる。そう思って日々過ごしてほしいです。
ここまで言うと、女性は笑顔になってセッションは終わりました。女性の現実がいい方向へ動き出すことを願うばかりです。